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15WINDOWS-池田山の集合住宅-

(八尾廣建築計画事務所、遠藤克彦建築研究所との共同設計)

 

所在地  :東京都品川区                          ​
主要用途 :共同住宅(賃貸+オーナー) 新築
構造・階数:鉄筋コンクリート造 壁式構造 地上3階
完成時期 :2015年04月
構造設計 :長坂設計工舎
設備設計 :有限会社Comod設備計画
照明設計 :Lighting.air
施工会社 :株式会社佐藤秀

写真   :平剛

グッドデザイン賞2016 受賞

八尾廣建築計画事務所さん、遠藤克彦建築研究所さんとの共同設計です。
閑静な高級住宅街に建つオーナー住宅を含めた低層の共同住宅です。
敷地南側に道路が位置しており戸建住宅も多い周囲に対して圧迫感を与えないようゆったりと駐車場、駐輪場を設け建物は敷地奥に配置しました。
建物の構成は1・2階に各々2タイプの賃貸住戸が入っており、1・2階の一部と3階がオーナー住戸となっております。
外観上は賃貸住戸、オーナー住戸部分に差異を付けず、ひとまとまりのボリュームとして印象強い建物を意識しました。
外装は外断熱工法を採用し、表層はチャコールグレーの左官仕上げで全体を包み込みました。
賃貸住戸についてはキッチンやトイレの水廻りを中心に引き戸を開け放てば回遊できるようになっており、高級賃貸住戸ではありながら、ラフな使い方も楽しめる間取りとなっています。
オーナー住戸の間取りは3階への縦動線+αを東側にまとめ、メインフロアである3階は東側にパブリック性の高いスペース、中庭を挟んで西側をプライベート性の高いスペースと明確に区分けし、各ゾーンの南側は明るさを特に要する居室を集中させています。
北側は日影斜線により、低い天井高からの勾配天井となっていますが、トップライトをふんだんに配し、北側とは思えない明るさを確保しております。
仕上げとしては共同住宅の玄関となるシルバーパネル、オーナー住戸を東西にまたがる杉板型枠のコンクリート打放し仕上げ、オーナー住戸の三層に渡り貼り上げているナラの突板など、ファサード同様「面」を強く意識した使い方が施されています。
ファサードの印象が強い建物ではありますが、使い勝手など機能面でもグレードの高い住まいになったと思います。

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